代理店向けSEOツール:複数クライアントを1アカウントで
代理店が多数のクライアントのSEOとAI可視性を1か所で運用する方法。クライアントごとのプロジェクト、共有アクセス、従量課金、MCPエージェント。
著者: Denis Veisllari
代理店に最適なSEOツールは、クライアントごとに作業を分け、1人ずつ席を買わずにチーム全員が作業でき、使われないライセンスではなく実際の作業に対して課金するものです。zaDojoでは、クライアントごとに1プロジェクト、メンバーを組織に招待、取得したデータの分だけ支払う共有残高、という形になります。作業はアプリで行っても、MCP経由でAIエージェントに任せても構いません。
このガイドでは、代理店がこの仕組みを整える方法と、その限界を説明します。
クライアントごとに1プロジェクト
クライアントのサイトごとにプロジェクトを作成します。各プロジェクトは独自の前提情報を持ちます。
- サイトとその市場(国と言語)
- 競合
- 重要なページ。ハブ、補助ページ、コンバージョンページといった役割タグを付けます。
- 目標とポジショニングを平易な言葉で。
この前提情報があるので、あるクライアントの作業が別のクライアントに混ざりません。プロンプト追跡は、プロジェクトに保存されたブランドと競合とAIの回答を照合します。エージェントもタスクを始める前に同じ前提情報を読むので、毎回ブリーフを繰り返す必要はありません。
クライアントの切り替えは、アプリ上部のプロジェクト切り替えで行います。
席ライセンスなしのチームアクセス
チーム設定からメールでメンバーを招待します。招待された人はAdminとして参加し、請求以外のすべてのプロジェクトにフルアクセスできます。請求はオーナーが管理し、オーナー権限を別の人に移すこともできます。招待リンクは7日で失効します。
席単位の料金はありません。プランは月額10ユーロで10ユーロ分の利用料が含まれ、同僚を追加しても変わりません。
使っていない席ではなく利用分に支払う
有料機能(キーワード調査、ドメイン概要、被リンク、サイト監査、順位計測、AI回答チェック)は、組織全体で1つの残高から引き落とされます。請求ページでは機能別に利用状況が分かるので、お金の行き先を確認できます。
代理店にとっては計算の仕方が変わります。追跡キーワードが少ない小さなクライアントの費用はごくわずかで、大きなクライアントはチェックを多く行うぶん費用が増えます。追跡をスケジュールする前に費用のプレビューを確認し、各クライアントが実際に使う量から月額契約の料金を決めましょう。
利用状況は機能別に表示され、クライアントのプロジェクト別ではない点に注意してください。クライアントごとの正確な費用が必要なら、各クライアントを設定するときに費用のプレビューを控えておきましょう。
新規アカウントにはカード登録なしで0.10ユーロ分の無料クレジットが付き、契約前にいくつか調べてみるには十分です。
順位計測
クライアントごとに順位計測を設定し、最新の順位が必要なときにいつでもチェックを実行します。チェックのたびに履歴が蓄積され、毎月のクライアント報告に必要なデータになります。毎日、毎週、毎月の定期チェックは、Googleの検索結果の収集が不安定なため現在一時停止しています。追跡ページにもその旨が表示されており、手動チェックは引き続き使えます。
AIプロンプト追跡
最近は「ChatGPTはうちを勧めているか」とクライアントに聞かれます。プロンプト追跡は、購入に関する固定の質問をChatGPT、Gemini、Google AI Overviews、Claude、Perplexityで定期的に尋ね、各回答がクライアント名を挙げたか、サイトにリンクしたかを記録します。Citationsビューでは、回答が根拠にしているページを、クライアント自身のページと第三者のページに分けて表示します。
手法はChatGPTの回答でブランドを追跡する方法をご覧ください。
サイト監査
各クライアントのサイト監査を実行して、技術的な問題を見つけます。リンク切れのページ、リダイレクトチェーン、上位表示させたいページの noindex、タイトルの欠落などです。各問題には説明と修正案が付くので、そのままクライアントの開発者に渡せます。
クライアント向けレポート
レポートはプロジェクトごとに、単体で完結したページとして保存されます。レポートのテンプレートを作れば、毎月どのクライアントにも同じ構成で届けられ、リンクで共有もできます。共有リンクには最新の保存版が表示され、検索エンジンからは隠されます。
レポートにはzaDojo独自のレイアウトが使われます。ホワイトラベルや独自ドメインのオプションはないので、レポートの出所はクライアントに伝えてください。
AIエージェントで作業する
zaDojoのMCPサーバーをClaude、ChatGPT、Cursor、Codexなどのクライアントに接続すれば、エージェントはアプリで使うのと同じツールを使えます。代理店でよくある依頼は次のようなものです。
「Acmeのプロジェクトで、今月の順位変動とAIでの言及を確認し、テンプレートから月次レポートを書いて。」
エージェントはプロジェクトの前提情報を読み、データを取得し、レポートをプロジェクトに保存します。有料の呼び出しは同じ残高から引き落とされ、エージェントは追跡をスケジュールする前に費用を確認できます。仕組みの詳細はSEOエージェント、クライアントの接続はエージェントのセットアップをご覧ください。
よくある質問
メンバーを増やすごとに料金は上がりますか?
いいえ。メンバーは追加料金なしで組織に参加できます。支払うのはプランと利用分です。
クライアントがログインして自分のプロジェクトだけを見られますか?
招待した人は全員Adminとして参加し、組織内のすべてのプロジェクトにアクセスできます。クライアント専用の権限はないので、クライアントを招待するのではなく、レポートをリンクで共有してください。
レポートをホワイトラベルにできますか?
いいえ。レポートはリンクで共有できますが、ホワイトラベルには対応していません。