AIによる概要とAIモードの最適化

GoogleがAIによる概要とAIモードで引用するページの選び方、サイトで変えるべき点、自社ブランドが表示されているかの追跡方法を解説します。

著者: Denis Veisllari

GoogleのAIによる概要(AI Overviews)とAIモードに表示されるには、その質問で通常のGoogle検索に上位表示され、冒頭近くの数文で明確に答えているページが必要です。どちらの機能もGoogleの通常のインデックスとランキングの仕組みの上に作られているため、特別な裏技はありません。変わるのは目標です。1位ではなく、要約がリンクする数少ないページの1つになること、あるいは要約が名前を挙げるブランドになることを目指します。

このガイドでは、2つの機能の違い、変えるべき点、結果の追跡方法を解説します。

AIによる概要とAIモードの違い

  • AIによる概要は、一部の検索で通常の検索結果の上に表示されます。短い文章の回答で、参照したページへのリンクが付きます。表示するかどうかは、Googleが検索ごとに決めます。
  • AIモードは、チャット形式の回答を返す別のタブです。裏側で関連する複数の検索を実行し(Googleはこれを「クエリ ファンアウト」と呼びます)、そのすべての結果からページをリンクします。ユーザーは追加の質問もできます。

ファンアウトがあるため、AIモードは入力された質問そのものだけでなく、関連する質問で上位にいるページも引用することがあります。AIによる概要は、その検索自体の結果に近い範囲にとどまる傾向があります。

Googleが使っていると説明しているもの

サイト所有者向けのGoogleのガイダンスは簡潔です。通常のSearch Essentialsが適用されます。ページはインデックスされ、スニペットを表示できる状態である必要があります。AI機能に入るための特別なマークアップ、ファイル、スキーマはありません。つまり、ここではllms.txtも要因になりません。

変えるべき点

  1. まずその質問で上位に入る。 自社の市場でAIによる概要が表示される検索を見つけ、自社の順位を確認します。1ページ目にいなければ、概要で使われる可能性は低いです。
  2. 最初の段落で答える。 質問に対応する見出しのすぐ下に、2〜3文の直接的な答えを置きます。概要は、短く、それだけで完結した一節を引用したり言い換えたりします。
  3. 追加の質問もカバーする。 AIモードでは関連する質問が重要です。質問そのものと、人が次に尋ねる2〜3の質問(費用、比較、やり方)に答えるページは、拾われる機会が増えます。
  4. 事実を最新に保つ。 古い価格、仕様、日付は、除外される原因になったり、間違って引用されたりします。
  5. スニペットをブロックしない。 答えの部分に nosnippet、max-snippet:0、data-nosnippet があると、その文章はAI機能に使われません。
  6. Googleがすでに引用しているページに載る。 「おすすめの[カテゴリ]」の概要が、競合は載っていて自社は載っていないレビューサイト3つにリンクしているなら、それらを順位で上回るより、その一覧に載るほうが早いことがよくあります。

表示されているかを追跡する

概要は検索ごとに出たり消えたりし、時間とともに変わるため、1回の確認では不十分です。購入者が検索する質問を15〜30個選び、毎週確認しましょう。zaDojoでは次のように行います。

  1. プロジェクトを作成し、ブランドと競合をプロジェクトコンテキストに追加します。
  2. Prompt Tracking を開いて質問を貼り付け、エンジンに Google AI Overviews を追加します。ChatGPTとGeminiはデフォルトで選択されており、比較のために残しておけます。
  3. 国と言語を選び、費用のプレビューを確認して、毎週を選びます。

定期チェックの費用は、質問1件・エンジン1つあたり約0.002ユーロです。zaDojoは検索ごとに、概要の文章、自社ブランドや競合の名前が挙がっているか、引用されたページを保存します。Citationsビューではそれを自社ページと第三者ページに分けて表示するので、上記のステップ6をどこから始めるべきかがわかります。

AIによる概要の結果が空の場合、通常はその検索でGoogleが概要を表示しなかったことを意味します。除外されたこととは違います。

zaDojoはAIによる概要を追跡します。現時点ではAIモードの回答は追跡しないため、AIモードについては重要な質問を手動で確認してください。

Claude、ChatGPT、Cursor、Codexを使っている場合は、zaDojoのMCPサーバーを通じて設定できます。「この20の質問をGoogleのAIによる概要で毎週追跡して、まず費用を見せて」と頼むだけです。設定方法と料金の詳細はAI可視性のドキュメントにあります。

測定できないこと

  • AIによる概要だけからのクリック数。 Search Consoleでは通常のWeb検索結果と合算され、個別のフィルタはありません。
  • 概要がどれくらいの頻度で表示されるか。 検索、ユーザー、日によって変わります。トラッカーが記録するのは、確認した時点でGoogleが表示した内容です。
  • パーソナライズされたAIモードの回答。 検索履歴のあるログイン中のユーザーには、異なる回答が表示されることがあります。

よくある質問

AIによる概要の対象から外れることはできますか? nosnippet のようなスニペット制御を使う方法しかありませんが、これは通常の検索結果での表示も制限します。個別のスイッチはありません。

構造化データは役立ちますか? Googleは、AI機能のために特別なマークアップは必要ないとしています。構造化データは通常の検索結果では引き続き役立ち、害もありません。

AIによる概要はクリックを減らしますか? 多くの情報収集型の検索では、ユーザーはクリックせずに答えを得ます。だからこそ、引用元になることを目指し、トラフィックだけでなくブランドの言及も追跡するべきなのです。

全体像については、GEOとはとChatGPTでブランドを追跡する方法をお読みください。zaDojoは月額10ユーロで10ユーロ分の利用料が含まれ、新規アカウントにはカード登録なしで0.10ユーロ分のお試しクレジットが付きます。