ChatGPT SEO:ChatGPTをSEO業務に活用する方法

ChatGPTをSEOに使う方法を、データ接続の有無に分けて解説。単体で得意なこと、実際の検索データの渡し方、効果的なプロンプトを紹介します。

著者: Denis Veisllari

ChatGPTは文章作成、レビュー、計画づくりに強いSEOアシスタントですが、単体では検索ボリュームも順位も、自社ページの成果も知りません。調べずに出してくる数字はすべて推測です。SEOデータソースに接続すれば、実際のキーワードデータ、Googleのリアルタイム検索結果、Search Consoleのクエリを取得し、それをもとに考えられるようになります。

このガイドは、ChatGPTを自社SEOのツールとして使う方法についてです。ChatGPTの回答の中に自社ブランドを登場させたい場合は、ChatGPTでブランドを追跡する方法をお読みください。Claudeを使っている場合は、Claude for SEOに同じ考え方をまとめています。

何も接続しなくてもChatGPTが得意なこと

  • 執筆とリライト: titleタグ、メタディスクリプション、導入文、FAQの回答、商品説明。
  • 貼り付けたページのレビュー: 最初の段落が質問に答えているか、見出しの順序は妥当か、読者にまだ何が足りないか。
  • ブリーフと構成案: キーワード、読者、上位ページを渡せば、編集のたたき台となる計画を作ります。
  • 技術的な問題の説明: canonicalタグの役割、「クロール済み - インデックス未登録」と表示される理由、hreflangの仕組み。
  • 手元のキーワードリストのグループ分け: エクスポートを貼り付けて、検索意図ごとのクラスタリングを依頼できます。

データがないと間違えること

  • 検索ボリュームと難易度。 リアルタイムのキーワードデータベースを持っていません。示す数字は作り話か古い情報です。
  • 今どこが上位にいるか。 検索結果は変わります。Web検索をオンにしても、ChatGPTが読むのは数ページで、自国の検索結果ページ全体ではありません。
  • 自社の成果。 Search Consoleのクリック数、表示回数、掲載順位は、渡さない限り見えません。

言葉と考える作業には素のChatGPTを使い、数字はツールから取りましょう。

ChatGPTに実データを渡す2つの方法

方法仕組み向いている用途
エクスポートを貼り付け・アップロードSearch Consoleやキーワードツールから CSV をダウンロードして添付する単発の分析、セットアップ不要
MCP経由でSEOサーバーを接続チャット中にChatGPT自身がツールを呼び出す繰り返しの作業、最新データ、追加の質問

ざっと見るならファイルのアップロードで十分です。ただしデータはエクスポートした範囲で止まるため、「アメリカではどう?」「このキーワードで上位は誰?」といった追加の質問のたびに、ツールへ取りに戻る必要があります。

zaDojoをChatGPTに接続する

zaDojoはMCPサーバーを提供しており、ChatGPTの無料プランでも有料プランでもカスタム接続として使えます。手順の概要は次のとおりです。

  1. zaDojoのアカウントを作成します(新規アカウントにはカード登録なしで0.10ユーロ分のお試しクレジットが付きます)。
  2. ChatGPTで、サーバーURL https://app.zadojo.com/mcp とOAuthサインインを使ってカスタムMCP接続を追加します。
  3. 新しいチャットを開き、ツールメニューからzaDojoを選びます。

デスクトップアプリやCodexを含む詳しい手順は、ChatGPTのセットアップドキュメントにあります。接続後、ChatGPTはキーワードデータ、Googleのリアルタイム検索結果、被リンク、順位、Search Consoleの数値を調べられるようになります。Business、Enterprise、Eduのワークスペースでは、管理者がカスタム接続を無効にしている場合があります。

カスタム接続でChatGPTが使えるのはzaDojoのツールで、長いワークフローを導くスキルファイルは含まれません。それでも、監査やキーワード調査は普通の言葉で依頼できます。

効果的なプロンプト

データを接続したら、サイト、市場、欲しい結果を具体的に伝えましょう。

  • 「example.comの過去28日間のSearch Consoleクエリを取得して。掲載順位5〜15位で表示回数が多いページを示し、ページごとに改善案を1つ提案して。」
  • 「ドイツで[トピック]に関するキーワードを、検索ボリュームと難易度付きで探して。検索意図でグループ分けし、新しいページが必要なものを教えて。」
  • 「イギリスでの[キーワード]のGoogle上位10件を表示して。上位ページが扱っていて、私のページ[URL]が扱っていない内容は?」
  • 「example.comのサイト監査を実行し、影響するページ数が多い問題から順に挙げて。」

どの数字がツール呼び出しから来たものかを明示するよう、ChatGPTに頼みましょう。調べた形跡のない数字が回答にあれば、出どころを尋ねてください。

費用

ChatGPTのサブスクリプションとzaDojoは別々に請求されます。zaDojoは月額10ユーロで10ユーロ分の利用料が含まれ、データの呼び出しごとにクレジットから差し引かれます。ツールごとの料金はMCPドキュメントにあります。

知っておきたい制限

  • 結論を書くのは依然としてChatGPTです。 データは本物でも、アドバイスはモデルによる解釈です。多くのページに影響する提案は確認しましょう。
  • 長いエクスポートは途中で切れることがあります。 非常に大きな表は1つのチャットに収まらない場合があります。フォルダ1つ、国1つ、上位100行など、絞り込んだ部分を依頼してください。
  • モデルの選択が重要です。 推論モデルは遅いものの、複数ステップの分析が得意です。文章のリライトなら高速なモデルで十分です。

よくある質問

ChatGPTでキーワード調査はできますか? アイデア出しはできますが、データソースを接続しない限り、信頼できる検索ボリュームは出せません。

ChatGPTが書いたコンテンツはSEOに悪いですか? Googleのガイダンスでは、コンテンツは作り方ではなく品質と有用性で評価されるとしています。新しい価値のないページは、誰が書いても成果が出にくい傾向があります。

ChatGPTは自分のGoogle Search Consoleを見られますか? 単体では見られません。エクスポートをアップロードするか、アクセスを許可したうえでSearch Consoleを読み取れるzaDojoのようなサーバーを接続してください。

エージェントがSEO作業を最初から最後までこなす方法については、SEOエージェントをお読みください。