中小企業のSEO:月に数時間でできること

自分でSEOに取り組む中小企業の経営者向けの実践プラン。基本を整え、検索語を絞り、それに答えるページを書き、毎月確認します。

著者: Denis Veisllari

中小企業のSEOは、4つの仕事に集約されます。Googleがサイトを見つけて読めるようにすること、顧客が実際に入力するいくつかの検索語を選ぶこと、それぞれに競合よりうまく答えるページを用意すること、そして何が動いたかを月に一度確認することです。大きな予算も毎日の作業も必要ありません。手間の大半は最初の一度きりの設定で、その後は月に2時間ほどです。

このガイドは、自分で取り組む経営者向けです。顧客の多くがGoogleマップから来ているなら、ローカルSEO監査もあわせて行ってください。マップの掲載情報は、Webサイトとは異なるルールで動いているからです。ネットショップで販売している場合は、ShopifyのSEOをご覧ください。

ステップ1:Google Search Consoleを設定する

Search Consoleは無料で、どのGoogle検索がすでにサイトに人を呼んでいるかがわかる唯一の場所です。ドメインを追加して所有権を確認し、サイトマップを送信します。データは確認した日から蓄積され始めるので、今週ほかに何もしなくても、これだけは最初に済ませましょう。

数週間たったら検索パフォーマンスレポートを開き、表示回数順に並べ替えます。表示回数が多いのにクリックが少ない検索は、あと一歩のところにあります。たいていはそこが最も早く成果の出る場所です。

ステップ2:基本を一度整える

次のリストを一度だけ確認しましょう。どれも数日ではなく数分で済みます。

確認項目良い状態
インデックス主要なページがSearch Consoleのページレポートでインデックス済みと表示される
ページタイトルどのページにも、内容と(重要なら)営業地域を示す固有のタイトルがある
モバイルスマートフォンで拡大せずにページを読める
速度長く真っ白なまま待たされずにページが表示される。大きな写真は圧縮する
連絡先名前、住所、電話番号が画像の中だけでなくテキストで書かれている
リンク切れエラーを返すページへのリンクがない
HTTPSサイトが警告なしにhttpsで表示される

サイト監査ツールを使えば、これらの大半を一度に見つけられます。これが済めば、このリストを見直すのはサイトのリニューアルや移転のときだけです。

ステップ3:検索語を5〜10個選ぶ

顧客が自社の商品やサービスをどう表現するかを、自社の言葉ではなく顧客の言葉で書き出します。パン屋は「天然酵母のパン」と考えますが、顧客は「近くのパン屋」や「誕生日ケーキ 予約」と入力します。次に、それぞれの言葉がどれくらい検索されているかをキーワードツールで確認し、自分でもGoogleで検索してみましょう。

次の条件を満たす検索語を残します。

  • 自社の事業規模にとって意味があるくらいの頻度で入力されている
  • 検索結果に出てくるのが自社のような事業者で、巨大なポータルサイトや全国ブランドだけではない
  • その言葉で検索する人が、購入、予約、電話をする可能性が高い

時間が限られているなら、よく選んだ5つの検索語は、曖昧な50の検索語に勝ります。

選んだ検索語ごとに、それに答えるページをサイトに1つ用意します。たいていはサービスのページ(「横浜 給湯器修理」)か、よくある質問への明確な答え(「キッチンリフォームの費用はいくら?」)です。各ページで次のことを行います。

  • タイトルとメインの見出しに、その検索語かそれに近い言葉を入れます。
  • 最初の段落で質問に答えます。価格の目安、含まれるもの、対応地域、対応の速さなどです。
  • 自社にしか言えないことを加えます。実際の写真、作業の流れ、過去の施工例、顧客が電話でよく尋ねる質問などです。
  • 電話番号や予約フォームなど、明確な次のステップを1つ置いて締めくくります。

地域名だけを入れ替えた地区ごとのページのように、同じ検索語に対してほとんど同じページをいくつも作らないでください。ページ同士が競合し、中身が薄く見えます。

他のサイトからのリンクは、今もGoogleの信頼を得る助けになります。中小企業にとって現実的なのは地域のリンクです。取引先、業界団体、地元のニュース、イベントの協賛、提携先の事業者、業界のディレクトリなどです。実在する地域のサイトからの関連性の高いリンク1本は、誰も訪れないサイトからの多数のリンクよりも価値があります。リンクをまとめて購入するのはやめましょう。

ステップ6:月に一度確認する

毎月1時間をカレンダーに確保し、次の点を見ます。

  1. 選んだ検索語のSearch Consoleでのクリック数と表示回数。
  2. クリック数が増えたページと減ったページ、そして競合のページが自社より上位になっていないか。
  3. 新たなインデックスのエラー。

見えたことをもとに1〜2ページを変更し、1か月そのままにします。SEOの変更は効果が出るまで数週間かかるため、数日ごとに編集すると何が効いたのかわからなくなります。

期待できること

競合の少ない検索語向けの新しいページは、数週間でクリックを得始めることがあります。競争の激しい検索語には数か月かかり、小さなサイトでは現実的でないものもあります。それで構いません。勝てる検索語を選び、残りは後の目標にしましょう。自分で行うか誰かに依頼するかを検討しているなら、SEOの費用をご覧ください。

zaDojoで行う場合

zaDojoはSearch ConsoleとGoogle Analyticsを接続し、サイト監査とキーワード調査を行います。アプリで操作することも、MCP経由でChatGPTやClaudeなどのAIアシスタントに頼むこともできます。Search ConsoleとAnalyticsの読み取り、通常のサイト監査はクレジットを使わず、キーワード調査の検索1回は約0.07ユーロです。プランは月額10ユーロで10ユーロ分の利用料が含まれ、新規アカウントにはカード登録なしで0.10ユーロ分のお試しクレジットが付きます。料金をご覧ください。

よくある質問

中小企業のSEOは自分でできますか?

はい。基本(Search Console、ページタイトル、検索語ごとの良いページ1つ、いくつかの地域のリンク)に必要なのは、スキルよりも時間です。時間がまったくない場合や、非常に競争の激しい市場にいる場合は、誰かに依頼するほうが合理的です。

中小企業のSEOにはどのくらい時間がかかりますか?

既存ページの修正は、Googleが再クロールしてから数週間で表れることがあります。新しいページや競争の激しい検索語は、通常数か月かかります。

中小企業にとってSEOに価値はありますか?

顧客が自社の商品やサービスを検索しているなら価値があります。まずそれを確認しましょう。気になる検索語にほとんどボリュームがないなら、紹介やマップの掲載情報に時間を使うほうが早く回収できるかもしれません。